あなたは、相手の人が変わってくれたらいいのにと、思う事はありませんか?
✓ もっと、常識を知って欲しい
✓ 自分勝手を直してほしい
✓ もっと、周りと歩調を合わせて欲しい
✓ 空気読んで欲しい
と、いろいろ思う事があると思います。
しかし、残念ながらあなたが変わってほしいと思う人が、あなたの望むような人間に変わる事はありません。
それは、他人を変えることはできないからです。
「それじゃ、諦めてガマンをするしかないのか・・・。」と言うと、そうでもありません。
自分が変わることで「相手が変わらなくても自分は困らないことに気付く」、または「自分を変えたら状況が変わった」ということが起こります。
この記事を最後までご覧いただきますと、私の体験談を交えて「自分をどう変えたら現状がかわるのか」についてお分かりいただけます。
もくじ
他人は変えられない
あなたは、相手に対して「もっとこうして欲しい」「考え方を変えてもらいたい」と思うとき、当然相手の方がおかしいとか、間違っていると思っているはずです。
しかし、相手の立場で言うと、あなたにとっては意外な事ですが、相手も自分が正しくてあなたは間違っていると思ってるのです。
「え?ウソ!」と思いますよね?
しかし、これは本当で極論で言うと、犯罪者もだいぶ捻じ曲げていますが自分を正当化しています。
自分が正論だと思っていることを通そうとしても、相手も自分が正しいともっている限り、ケンカやトラブルに発展していきます。
戦争も国と国がこういう考え方で、武力で自分たちの正義を押し通そうとした結果です。
人は自分が正しいと思う生き物です。
「いやいや、他の誰に聞いても自分の方が正しいと言うはず!」
「常識だし、ほとんどの人は自分と同じ意見だ。」と言いたくなるかもしれません
それでもトラブルになるというのは、相手が思っている正義と自分が思っている正義が違うからです。
私は今まで、いろいろな職場に勤めてきましたが、この話はその中のひとつの職場での体験談です。
同じ職場にPさんという、私より2~3歳年上の正社員の女性がいました。
私はパートで、フルタイムで働いていました。
職場では正社員もパートも、仕事が分担されていて担当が決まっていますが、その他に誰の担当でもない雑用や、電話を取る仕事があります。
Pさんは自分の担当以外の仕事は「自分の仕事じゃないから」と言ってやりません。
なので、ときどき私とPさんの間でトラブルがありました。
私は「正社員なんだから、給料に見合った量の仕事をするべき。」と言い、
Pさんは「自分は正社員だから責任ある仕事をしているし、そんな雑用は正社員がやる仕事ではない。雑用はパートがやれば良い」と言います。
どちらも、最ものように聞こえますが、結局どちらも自分が負担を負いたくないのです。
共通しているのは、どちらも「相手も自分が考える正義で働けばいい」と言うことです。
自分が変わる
相手に自分の考えを伝えるのは大切です。
問題は、相手が納得しない場合です。
こちらの考えを伝えたことで、もしかすると「自分の考えは間違っていた」と気付いてくれることもあるかも知れません。
こちらの言い分を受け入れてくれる相手なら、トラブルにはなりませんよね。
また、自分が上司で相手が部下なら、相手が腑に落ちなくても受け入れてくれるでしょう。
しかし、変わらない相手の場合どうするかと言う事です。
あなたが相手を変えたいと思ったとき、相手もあなたを変えたいと思っています。
相手を変えることはできないし、このまま放っておけば自然と良くなることもありません。
相手が1人でこちらも自分1人なら、なぜ他の人はトラブルにならないのかを考える必要があります。
もしかすると、相手を許せないと思っているのは自分だけなのかもしれません。
まず、正しい正しくないというジャッジは捨てて、自分が信じている以外にも、いろいろな人の正義がある事を知らなければなりません。
「相手が変わらないのなら、自分が変わるしかない」そういうと、「何だか負けたみたいで悔しいな」と思う人もいるかも知れませんね。
しかし、自分が変わるというのは、自分が折れて相手の都合の良いように動くと言う意味ではありません。
自分の考え方を変えるだけです。
Pさんとのトラブルも、「正社員がやるべき」「パートがやるべき」と争っても永遠に解決しません。
ところが、この出来事は意外と簡単に解決に向かったのです。
私がどうやって、乗り切ったかというと、神様はどうすれば喜ぶのかを考えたのです。
神様が喜ぶ方法
この方法は、過去のトラブルの多い職場で学びました。
その職場には、周りがどんなに揉めていても、いつも、トラブルに巻き込まれずに済んでいる人がいました。
一回りも年下の人ですが、なぜいつもトラブルを回避できるのかを疑問に思い、私は彼女を観察していました。
すると、すぐに感情的になる人、不平不満を言う人を、とにかく相手にしないのです。
そして、仕事を誰の仕事と決めたりせず、雑用や自分ができる仕事を積極的にやり、周りから信頼を集めていました。
まさに、自分軸で生きているのです。
自分と仕事との間に、どんな他人が現れても、彼女にとっては関係ないのです。
そして、それを笑顔で楽しそうにやるのです。
これは神様が喜ぶことですよね。
私は、このときのことを思い出して実践しました。
言い方が悪いですが、仕事中はPさんに期待せず、いない人のように扱っていました。
それは無視することではありません。
戦力にしないと言うことです。
そう思うことで「Pさんは変わらずそのままでいい」と思えるようになりました。
そうすれば、仕事をしなくても腹が立たないし、イライラすることもありませんし、まったく気になりません。
休み時間になれば普通に楽しく話をしたりします。
相手に期待し、期待に応えてくれなかったとき、「なんで、やらないの?」と不快に思います。
「〇〇すべき」という考えは、結局自分を苦しめることに気付きました。
経営者の立場で考えると少し違ってきます。
仕事をしない人間を良しとはしません。
しかし、雇われている立場では「お給料分」とか「正社員だから」と考える必要はまったくありません。
それを考えるのは、経営者側です。
「Pさんは、簡単な仕事ばかりでずるい」と思いがあるなら、自分も簡単な仕事だけをしていたいということです。
今の仕事が好きな訳ではないのだと気付きました。
仕事が好きなら、どんな仕事も自分のスキルを上げるためと思うはずです。
それなら、Pさんのいない職場に転職する方がいいのです。
私は、神様はどうしたら喜ぶか考えてみました。
今までなら、職場で「そこ片付けて置いて」とか「そこ、掃除して置いてくれる?」と言われると、「何で私がやらなきゃいけないの?」と思うことがありました。
しかし、風水的に見ると、運気を上げる要素がたくさんあります。
場所をきれいにすると、きれいにした人がたくさんの恩恵を受けることができます。
仕事中に運気を上げられるなんてラッキーと思いました。
そして、損得勘定で「正社員だからお給料分働くべき」という考えを一切やめ、Pさんの仕事が滞っているなら、積極的に手伝おうと思いました。
私は自分の仕事を前倒しで片付けPさんに声をかけました。
すると「そんなことする必要はない」と諭す人もいました。
「正しい」「正しくない」というジャッジは別にして、神様なら喜ぶと思ってやりました。
するとどうなったかと言うと、「自分は正社員だから」と言っていた彼女も私を認めてくれるようになり、積極的に雑用などの仕事をPさん自らするようになりました。
これも驚きましたが、一番驚いたのは、私に対する周りからの評価がものすごく上がったことです。
神さまが喜ぶことが答えと確信した経験談です。
まとめ
人を変えることはできません。
人を変えようと思うから、自分が苦しくなります。
自分に、正しいと思っている考えがあるように、相手も、正しいと思っている考えがあります。
自分が相手に変わって欲しいと思っているとき、相手も自分に変わってほしいと思っています。
お互いに正義を押し付け合うことで、トラブルは起こります。
そして、どちらかが変わらなければ、永遠に解決することはありません。
相手を変えることはできないので、自分が変わるしかありません。
私の体験では、自分の考えを変えたことで
・相手が変わらなくても、今のままでも気にならなくなる
・結果的に相手を変えるどころか、自分の評価が高まった
ということが起こりました。
これは、神様が喜ぶ方法を考えたからだと思うのです。
問題がおきた時、今までの自分の視点で考えても何も解決しません。
神様が喜ぶやり方考えることで、神様の視点といったら恐れ多いのですが、高い視点で見ることができます。
その結果、私は「Pさんは変わらなくてもいい」ということと、「積極的にPさんを手伝おう」と思いました。
アスレチックの巨大迷路に入った事を想像して見てください。
歩いて出口を探している時は、自分の今の目線だけが頼りです。
しかし、所々に展望台に上って全体を確認して、自分が今どこにいるのか、どこを目指させばいいのかを確認することができます。
それと同じで、「神様が喜ぶことを考える」という事が展望台に立つことになり、解決口が分かるようになります。
その時に、感じた事、思いついた事を行動すると、意外と早く解決へとつながっていきます。
あなたの人生がさらによくなりますよう心からお祈りしています。